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森の泉 (2023 version)

昨年、中村屋サロン美術館(東京)で展示された宮森敬子の日本画『森の泉』(1994年)がアニメ(原画:宮森敬子・アニメ:中田拓法)とのコラボで10月に五浦美術館(茨城)でのグループ展に展示される予定です。 

詳細は追ってお知らせいたします。

イベント 

宮森敬子展 2025.5.12-6.9

西尾樹里パフォーマンス

5.12 (日) 13:00-15:00pm

@極小美術館

〒503‐2418
岐阜県池田町草深大谷939-10

ダンサーの西尾樹里さんのパフォーマンスが初日(オープニング 14-16pm)15時30分から16時まであります。

お近くにお越しの際は、お立ち寄りいただけると幸いです。

ハジマリとオワリ オワリとハジマリ

花道家上野雄次さんが、私の作品と続く丸山純子さんの作品をつなぐパフォーマンスをしてくださいました。(タイトル写真:中川達彦 ビデオ: SOMA BAN)

パフォーマンス @ug_ueno インスタレーション@keiko_miyamori

プロジェクションマッピング #uoukzo 映像撮影編集 @bansoma

写真 @0ya086 OP音源 @hojokraft

プロデュース @mhprojectnyc 協力 @nokogiri2

イベント

ハジマリとオワリ オワリとハジマリ

花道家 上野雄次 即興パフォーマンス

1.28 (日)14pmー15pm

15:30pm- トーク 上野雄次x丸山純子x宮森敬子

インスタグラム 

インスタライブは上記リンクのサイトからご覧いただける予定です。

会場 mhPROJECTノコギリ二  

〒494-0002   愛知県一宮市篭屋4-11-3

花道家の 上野雄次 さんのパフォーマンスと、次のアーティストの丸山純子 さんとのトークがあります。

お近くにお越しの際は、お立ち寄りいただけると幸いです。

開催中の展示会 〜 (会期延長)2024.1.28まで
宮森敬子 展 1000年生きた私―環世界の中で (体験型インスタレーション) 
mhPROJECTノコギリ二   〒494-0002   愛知県一宮市篭屋4-11-3

宮森敬子はここ数年、家族の100年くらいの出来事について考えてきました。100年はちょうど三世代、私たちの想像できる範囲の出来事です。今回の展覧会では、人間が生きる環境は、他者とのつながりの中にあること、そして、このゆるくつながったエネルギーの全体の中に生きている私たちにとって、時間とは、存在とはどのようなものなのか、人間主体の世界観では捉え難い、生物それぞれが知覚する「環世界のなかの私」を想像することがテーマとなっています。

鑑賞者は、会場内の木製ボートに寝て、枯れてゆくバラの花びらに囲まれながら、自分が他の物質になってゆく物語を想像できます。壁には、30年のイチイガシの樹皮、400年のイチイガシの断面を始め、かつてサギの住んでいた森の倒木、同じ樹をルーツにしたと思われる仲良く並んだ2つの樹木など、一宮の樹々の拓を木炭で和紙に写したものを用いています。

*物語は、地元の方から聞いたお話を元に作りました。
*協力:石刀神社, 地蔵寺, 河内屋石材店, 喫茶アサ, BankART1929、青木俊克、渡辺梓(似て非works)

https://mhprojectnyc.com/Me-The-Timeless-Self-within-the-Umwelt

イベント

中村愛音パフォーマンス
https://mhprojectnyc.com/

日時:2023年8月5日(土)19時30分
   2023年8月6日(日)16時〜 

(8月6日パフォーマンス終了後、宮森x中村のトーク有)
 入場無料


KEIKO MIYAMORI + AINE NAKAMURA
https://mhprojectnyc.com/Me-The-Timeless-Self-within-the-Umwelt

パフォーマンス 中村愛音

マスク・インスタレーション 宮森敬子

宮森敬子展 「記憶の海/Roseのプライド」(中村屋サロン美術館)

対談 宮森敬子×港千尋(写真家)
2023.4/3(月) AM10:30配信(中村屋ホームページより)

新井英夫即興ダンス 『記憶の海に踊る/踊らされる』 撮影・編集 阪巻正志

本編(21分23秒)は こちら から

「記憶の海に踊る/踊らされる」 2023年3月6日宮森敬子作品×新井英夫即興ダンス (中村屋サロン美術館 3月6日収録 ) 

“Dancing /be danced in the sea of memories” March 6, 2023 Keiko Miyamori's Artworks × Hideo Arai Improvisational Dance

宮森敬子展 記憶の海、Roseのプライド 2023年3/1水~4/9日(中村屋サロン美術館) に関連した美術作品と即興ダンスの動画プロジェクト。

Keiko Miyamori Exhibition "Sea of Memories, Rose's Pride" (March 1 (Wed) - April 9 (Sun), 2023, Nakamuraya Salon Museum)Artworks and improvisational dance video project related to . 収録日2023年3月6日 ●作品展示:宮森敬子 ●ダンス:新井英夫 ●音と制作:板坂記代子 ●撮影編集:阪巻正志 ●協力:中村屋サロン美術館 Recording date March 6, 2023 ●Artworks: Keiko Miyamori ●Dance: Hideo Arai ●Sound and Production: Kiyoko Itasaka ●Shooting editing: Masashi Sakamaki ● Cooperation: Nakamuraya Salon Museum ---------------------------------------------------------------------------------------

「記憶の海に踊る/踊らされる」  体奏家・ダンスアーテスト 新井英夫

宮森敬子さんと初めて仙台のグループ展でお会いし作品を目にした時、素材との丁寧で繊細な対話から生まれる世界観に深く共感を覚えた。その後は数年を隔てて米国フィラデルフィアと横浜で再会し「いつか何かを一緒にやれたら…」という思いを互いに温めてきた。気が熟し中村屋サロン美術館での今回の展示で実現することになった。深謝です。美術の宮森さんとダンス身体表現の新井との間には、手法は違っても通底することがある気がずっとしていた。それを解く手がかりは宮森さんの作品を貫く「和紙」だ。薄く柔らかな和紙は物体として空気や温度との関係の中で容易に「フワリと動かされる」ふにゃっとした存在だ。生きものだったけれど今はモノでもある。文字も記される。「和紙」は生命と記憶の媒体である。進行性の難病ALS(筋萎縮性側索硬化症)の確定的診断を2022年夏に受けた私は、筋力低下によって以前ほど自由には動けない。だからこそ宮森さんの作品たちに宿る生命と記憶とモノのちからによって、即興的受動態として「フワリと動かされ」てみたかった。動画収録はすべて即興の一発撮り。撮影と編集の阪巻正志氏には阿吽の呼吸で臨んでいただいた。「作品とダンスした」というより「作品に溶け込んでその一部になってしまった」ような不思議な体験だった。このダンスの記録動画も作品展もぜひ双方共に味わっていただけたらと思う。

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「体奏家・ダンスアーテスト 新井英夫さんのパフォーマンスに寄せて」  宮森敬子

新井さんと出会ったのは20年前、画家の小林俊介さん、石原延啓さんとの3人展を行った時に、小林さんから紹介していただいた。 先日、パフォーマンスを終えて、予想を遥かに超えたビデオのフッテージが集まった。撮影と編集を担当されているのは、写真家の阪巻正志さん https://www.m-sakamaki.com/ 新井さんのアイデアを聞きつ、各章の動きを、確実にテープに収めて行く。坂巻さんは信州大学農学部卒業後、浄土真宗布教使もされていたと聞く。(アフリカンドラムと二胡も奏でることができるそうだ) 会場は中村屋サロン美術館。中村屋の創業者 相馬愛蔵・黒光夫妻は若き芸術家などを支援し、明治末から大正、昭和初期にかけて、中村屋に集まる芸術家・文化人の集まりは「中村屋サロン」と呼ばれた。そのスピリットを受け継いだ企画の一つに今回の「アーティストリレー」がある。来館するたび、ここが自然と良い縁を繋ぐ磁場だったと感じる。 去年11月に、私は新井さんに電話して、コラボのお誘いをした。その時のやりとりを、そのままシェアしようと思う。 宮森から新井英夫さんへ 2022.11.20 「昨日はお話しできて嬉しかったです。思えば何年前になるでしょうか、平成15年、2003年ですから20年前に仙台の美術館で小林さんとのグループ展で初めて会って、そのあと、東京でお豆腐屋さんか蕎麦屋さんか、こだわりのお店に連れて行っていただいて、しばらくして、確か、アメリカで道を一緒に歩きませんでしたか?その時に、いつか、パフォーマーとして、作品一緒に作りたいとプロポースして。またずっと後になって、横浜で2018年に展示をした時に、作品の中で舞っていただいて、やはりいつかコラボしたいということになって、そして、昨日の電話でしたね。私の記憶が間違っていなければ。 パフォーマンス、引き受けてくださって、ありがとうございます。 何か語りたいのですが、ここにうまく、書けるかどうか。私は私の物語しか心から語れません。でも、アートにすると、それが個人の物語から、違う物語となって、どこかで、切り結んで、それがもしかすると、一見、全く違うテーマであっても、やはりつながる必然があって、その強さが人に感動を与えたり、それぞれの物語を紡ぐきっかけとなったり、つまり、エネルギーを生み出す、それが人間の心の素晴らしさのような気がしています。私も実は、アーティストとして絶望にも似た気持ちになっていた時もありました。でも、そのおかげで見えた風景もあると、今では思っています。 新井さんのRose (私が勝手に呼んでいる、花、人間の持っている尊い何か)が見たいです。」   完成版は近く公開される予定です。 パフォーマンスを見たひとりひとりに、それぞれの「Rose」が感じられますように。                                     宮森敬子

個展

中村屋サロン アーティストリレー第5回

宮森敬子展 「記憶の海/Roseのプライド」

中村屋サロン美術館(東京)

2023年3月1日(水)〜 4月9日(日)

10:30-18:00PM  火休

03-5362-7508

東京都新宿区新宿3丁目26番13号 新宿中村屋ビル3階

※この展覧会をするにあたっては、朝日新聞文化財団からの助成をいただいています。

記憶の海/Roseのプライド(コンセプト)

今年98歳になる父の部屋にあった、私の母方の祖母の籐椅子を数年前に譲り受けた。日系2世アメリカ人としてハワイに生まれた祖母は、親の都合で17歳の時に日本に渡り、同時通訳として働き、結婚して3人の子を持った。ところが長女(私の母)が7つの時、日本とアメリカは戦争を始める。敗戦後、渋谷の自宅に引きこもって過ごした彼女は、いつも穏やかで、戦争の不条理について語ることはなかった。そんな彼女が、実はアメリカのパスポートを更新し続けていたことを知ったとき、一日中籐椅子に座って過ごしていた晩年の彼女の目に映っていた風景は、一体どのようなものだったのかを想像するようになった。

展覧会のタイトル『記憶の海、Roseのプライド』の“Rose”は、愛や誇りを表すバラのRoseであると同時に、祖母のように日系2世であるが故に人生を翻弄された「東京ローズ」のRoseにもかけている。お嬢様育ちでアルコール中毒症に悩むことになる、昭和生まれの生真面目な母。軍人教育を受け、戦後は高度経済成長に尽くした大正生まれの父。戦後に生まれ、アメリカ人と家族になった私。昭和を生きた家族それぞれの物語が、流れ着く「記憶の海」。あらゆる運命と折り合いをつけ、愛を手放さずに生き抜く意志としてのRoseに出会うことができるだろうか。それぞれのRoseを自分の中に感じることは、葛藤の時代の希望ともなり得るのではないだろうか。

筑波大学アート・コレクション選
令和3年度新収蔵作品
宮森敬子
都市の記憶
2022年6月28日-7月28日
筑波大学芸術系ギャラリー
筑波大学芸術系棟2F
9am-17pm(土日祝休)
問い合わせ sct@geijyutsu.tsukuba.ac.jp

宮森敬子展
“TIME”201.10.11 - 現在
2022年6月11日(土)~26日(日)
12:00-18:00
ギャラリーこうけつ
500-8847
岐阜県岐阜市金宝町1-15
CUTビル4F
電話 058-265-3305

大木アコさんの展覧会紹介ビデオ
(前編)
(後編)

池田修トリビュート作品展

BankART Station

横浜市西区みなとみらい5-1

6月14日(火)~19日(日)6月3日(金)~5日 午前11時ー午後7時

池田修への手紙

『WHITEHOT MAGAZINE(ホワイトホットマガジン)』という雑誌に紹介されました.

リンク



『BROOKLYN RAIL(ブルックリンレイル)』という雑誌のウェッブ版 『The Miraculous: ニューヨーク』 に紹介されました.

リンク

「私はまだニューヨークにいる」スプーン&タマゴのプレスより

日本のアート、デザイン、カルチャーを広く紹介しているスプーン&タマゴは、ホワイト・ボックス・ハーレムで展示されている宮森敬子の「私はまだニューヨークにいる」を取り上げました。

「ExodusV:Aesthetics In The Political」と題され、佐藤恭子がキュレーションしたこの展示では、2020年11月14日から12月6日まで15人の日本人女性アーティストがフィーチャーされています。

記事を読むには、ここをクリックしてください

「集められた時間と空間の表面たち」記録集

コロナウイルスに配慮した予約制での展覧会開催と、入場制限によって、多くの方々にご迷惑をおかけしました。

現在、気軽に展示にお越しになれなかった方のために、記録集を作りました。

PDFバージョンはこちらからダウンロードできます。

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「祖母マツノの肖像」リサーチ旅行中です

宮森敬子はハワイで生まれて、日本に帰国、その後キャリアを経て結婚、その後の第二次世界大戦を経て、日本で一生を過ごした彼女の祖母についてのリサーチのために、博多(福岡、岩国(山口)、芦屋(神戸)、渋谷(東京)など、彼女とその家族に由来のある地を訪れて、和紙に樹拓をとる旅をしています。

集められた樹拓を使って、新しい肖像画シリーズ「祖母マツノの肖像」として作品化する予定です。

祖母マツノについて

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ハーレムのWhiteBOXギャラリーで行われるグループ展 ”Aesthetics In Politics”

ホワイトボックス・ハーレムで行われるグループ展「Aesthetics In The Political」に「I Am Still In New York」が展示されます。 展覧会は15人の日本人女性アーティストをフィーチャーし、2020年11月14日から12月6日まで開催されます。

I Am Still In New Yorkは、125日間の連続した、パンデミック期間における自然と人の2項対立の記録であり、また宮森が体験した、回復に関する記録でもあります。コレクションのうち120箱が展示されます。

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オンラインイベント]10/31[土]開催◎アーノルド・ゼイブル『カフェ・シェヘラザード』刊行記念「喪失の記憶、物語の循環

アーノルド・ゼイブル『カフェ・シェヘラザード』(共和国)刊行記念 「喪失の記憶、物語の循環」

日 時:2020年10月31日[土]19:00-20:30
会 場:ZOOM[オンライン開催]
共 催:マリルカ・プロジェクト/(株)共和国
https://marylka-project.com/
参加費:1,500円/書籍セット:4,000円


ゲスト:アーノルド・ゼイブルさん[著者]
菅野賢治さん[訳者] 
宮森敬子さん[挿画] 
加藤めぐみさん[英語圏文学・オーストラリア地域研究]
下平尾直さん[共和国]
進行:萩野亮[本屋ロカンタン]

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個展 「宮森敬子ー集められた時の表面たち 」ギャラリーときの忘れもの 

9月25日から10月17日まで、宮森敬子の個展が東京駒込のギャラリー ときの忘れもの で開催されます。

コロナウイスス感染予防のために、入場は予約制となります。前日までにギャラリーにお電話かメールでお問い合わせください。 10月初旬にはギャラリーのサイトから、ウェッブ展もご覧いただけます。

9月24日には、小泉晋也氏とのトークの様子の一部を、宮森敬子のライブ発信する予定です。トークは編集されて、ギャラリーのホームぺージからも見ることができます。

WED展
展覧会紹介ページ

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毎月更新のエッセイ

毎月17日、宮森敬子の個人エッセイやノートがギャラリーときの忘れものブログページに掲載されています。

2020年1月から始まったエッセイは宮森の進行中のシリーズ、プロジェクト、プロセスの詳細、アートと表現に関する考絵などが、アーティスト自身の言葉によって綴られています。

以下のリンクから過去のエッセイ含めご覧になれます。

ブログのリンク

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宮森敬子作品が新刊本のブックカバーに 

宮森の樹拓作品が共和国出版の新刊本「カフェ・シェヘラザード」(アーノルド・ゼイブル著、菅野賢治訳)の表装に採用されました。アメリカ、ケニア、ルーマニア、イタリアからの樹拓が表紙、および本の中のイラストとして用いられています。

この本は小説という形式を取りながらも、これまでに語られなかったホロコースト生存者が神戸と上海を経由してオーストラリアに到着するまでの経験と思い出の物語が、現存したメルボルンの居酒屋カフェシェヘラザードでの会話を通して語られています。

本のリンク
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宮森敬子がアジアの女性アーティストデータベースに

宮森敬子と彼女の作品が、アジアの女性アーティスト:ジェンダー/歴史/境界が運営するデーターベースに杉浦邦恵、イトウ・ターリなど、彼女が尊敬する同時代の女性作家とともに掲載されました。

データベースへのリンク